治験例

突発性難聴

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女性 50代 東京

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2008年10月

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ある朝、目覚めた際に左耳の聴力が低下していることに気づき、耳鼻科を受診。突発性難聴と診断された。MRIの検査で見つかった左耳の良性腫瘍については経過観察をとのことだった。その後3ヶ月間服薬を続けても症状に改善がみられないとのことで今回来院。難聴、耳の閉塞感、耳の痛みを訴えながら、とても強い不安感を覚えている様子だった。

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足の冷え・肩こり・不安感

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特になし

治療の内容と経過

全体的に覇気がなく、体力的にも精神的にもひどく消耗している様子だった。足の冷えもとても強かったため、まずは上がってしまった気を下に降ろして上下の気のバランスを整えることから治療を始めた。左首まわりの強ばりをほぐし、左耳まわりのツボに施灸をして1回目の治療を終えた。治療後、全身が温かくなり、体がらくになったとのコメントが得られた。症状が激しいので初めは間隔を空けずに週2回のペースでの来院を提案。発症から受診までの時間が長かったので、即時の改善はみられなかったが、徐々に耳の違和感が治まり、不安感も消えて日常生活が落ちついてきた。左耳の腫瘍も大きくならず小康状態を保っている。以前は仕事以外の外出を拒んでいたが、最近は休みの日には外に出掛けようという気になってきたとのこと。現在は月1回の来院で安定した状態を保っている。

使用したツボ
(本治法以外)

まとめ

突発性難聴は、発症してから鍼灸を受診するまでの経過時間が症状の改善に大きく影響する症状の1つです。今回の症例は、発症から既に3ヶ月が経過してしまっていたため、症状緩和までに少し時間がかかってしまったケースと言えるでしょう。