治験例

動悸

プロフィール
 女性  60代  神奈川県在住

初診
  2016年 1月

主訴

  動悸

 

来院されるまでの症状
慢性的な首肩こりがあり、時々平衡感覚がとれなくなり、からっだがふわふわとしてめまいに襲われることがある。そのことに不安を強く感じ息苦しくなるということで、来院なさいました。

他の症状
首肩コリ、足の冷え、のぼせ

 

既往歴
子宮筋腫、左膝関節症

四診と経過

診療(指針と施術)

左肩から背中にかけて筋の緊張が強く、また、左肩甲間部に大きな凝りがありました。ステンレス鍼1寸で深瀉浅補を施して、左肩の付け根と甲間部の大きな凝りを解いて緩めました。また、脈診により不整脈がみられましたので、左大包穴に施灸いたしました。

初診後の経過

週に1回の割合で来院され、3回の診療の後、呼吸が深くできるようになっていました。結果、不整脈もおさまり、動悸が激しくなる回数が減ったということです。

主要なツボ

①肩井(けんせい) ②完骨(かんこつ) ③膏肓 (こうこう)
④大包(だいほう)

 

ひとこと添えさせていただきます

更年期障害による動悸の場合、エストロゲン(女性ホルモン)の補充や精神安定剤(抗不安剤)を処方されるのが一般的な対処のようです。薬を服用する前に、首や肩・背中の筋緊張を緩和することを試みられたらいかがでしょうか? それにより、深い呼吸を取り戻し、息苦しさから劇的に解放されることがしばしばあります。動悸や息切れでお悩みの方は、まず、鍼灸を受診され、こりや緊張を和らげ、深い呼吸を取り戻すことをおすすします。