治験例

胎位異常(逆子)2

プロフィール
 女性  30代  東京都在住

初診
  2015年  11月

 

 

来院されるまでの症状
    逆子と診断され、自分で体操などをしたが改善されず、自然分娩をしたいので
  なんとか治して欲しいとの願いで来院されました。

他の症状
 頭痛・足のむくみ・首肩こり

既往歴
   なし

四診と経過

診療(指針と施術)
 
起立筋(特に腰仙部にかけて)の張りが目立ちましたので、筋緊張をほぐす
 ように1寸1番ステンレス鍼で深瀉浅補をしました。
 とくに、L4-5、八髎、仙腸関節、臀部にかけてを中心に行いました。

 

初診後の経過

   1週おきで2回の診療で腰から仙腸関節にかけての張りが軽減しま
 した。診療の翌日が産婦人科の診察日なので様子を見ますとの
 ことでした。それから3か月を経て来院され、予定日より1週間早く
 出産されたこと、逆子も治り自然分娩であったとご報告をいただき
 ました。 

 

主要なツボ

①三陰交(さんいんこう)
②至陰(しいん)
③志室(ししつ)
④八髎(はちりょう)
⑤関元兪(かんげんゆ)
⑥会陽(えよう)

 
 
 

 

 

ひとこと添えさせていただきます

一般的には妊娠28週を過ぎると胎児の頭が重たくなり、自然と頭が下がりそのままの状態で留まるので、妊娠28週~30週までには、逆子は治ることが多いようです。32週を過ぎると子宮の容積に対して赤ちゃんが大きくなるので羊水も減り、自力で回転することは難しくなるといわれています。血流を良くして、子宮の緊張をとることが逆子治療に効果的です。腰周りの硬結や張りが骨盤内の血流にも関係してくるので、鍼灸で腰周りをほぐすこと、そして、無理のない範囲で歩くこと、体を温める食べ物を摂ること、睡眠をしっかりととることも大事な治療のひとつです。