治験例

捻挫

プロフィール
 女性  80代  神奈川県在住

初診
  2016年  2月

 

 

来院されるまでの症状
    足を引きずりながら来院。3日前の起床時、足をつくことが出来なくなり立ち上がることも歩くことも出来なくなったとのことでした。昨日は整形外科で治療を受け、足首を固定をしてもらったが、圧迫感があり痛いので固定を外して湿布だけの状態でした。元々片手に杖をついて歩きますが、来院時は、両手で杖にすがりつくようにして、足を引きずり少しずつ歩くことが精一杯といったご様子でした。

他の症状
 右肩こり

既往歴
   高血圧・高コレステロール

四診と経過

診療(指針と施術)
 
右足首内側が腫れ上がり、熱感がありました。患部に少し触れただけで
 痛みが走る様子でした。内反・外反時、さらに足を床についた時に痛い
 とのことです。横臥(右上)の姿勢で留置をし、仕上げもそのままの体勢で
 行いました。右足のむくみと、右腰、背中、臀部の緊張があったので、
 股関節周り、腰、臀部を中心に1寸1番ステンレス鍼で深瀉浅補を施し
 ました。足首周りの腫れている部位には接触瀉法をし、最も痛みのある
 関節部位には灸を施しました。

 

初診後の経過

   診療後も足をつくときにまだ痛みがあり、歩くのに時間がかかって
 いらっしゃいましたが、2日後に再来院された際には、普段どおりに
 歩くことが出来ていました。腫れも引き、内反・外反、そして、
 寝返りや階段の昇り降りも可能となりました。初診から、隔週1回の
 ペースで通っていらっしゃいます。

主要なツボ

①解谿(かいけい)
②丘墟(きゅうきょ)
③関元兪(かんげんゆ)
④環跳(かんちょう)

 
 

 

 

ひとこと添えさせていただきます

ご高齢となりますと、転んだりぶつけたりという、思わぬ事故が多くなります。今回の症例も、ご自分では気づかないうちに捻ったのかもしれません。ご高齢の方にとりましては、あるけることがなによりも大事なことです。無理をして症状を悪化させないことが大事なことです。あせらずゆっくりと、歩く距離を少しづつ伸ばしていきましょう。そして、関節周りが固まらないように、全体のバランスを整えていくことを継続していきましょうと提案させていただきました。