治験例

メニエール病2

プロフィール
 女性  50代  神奈川県在住

初診
  2015年  3月

 

 

来院されるまでの症状
    1か月前から就寝時に耳鳴りが気になり、寝つけない状態が続いて
  おられました。自律神経も少し乱れ気味のようで, 時折じっとりと冷汗が
    出る等の症状がありました。
  耳鼻科医院で受診したところ、メニエール病と診断され、不安となり来院
  なさいました。

他の症状
 
肩こり、足のむくみ、腰のだるさ

既往歴
    なし

四診と経過

診療(指針と施術)

内耳の水の流れが悪くなると、水ぶくれのような状態になります。
水の流れが正常に働かないことにより現れる症状の一つが
メニエール病とも考えられます。水・耳・むくみ・腰は東洋医学で
いう「腎」と非常に深い関係があります。この症例の場合、全身が
水を含みやすい体質なので、首肩周辺の水の流れが悪くなり、
耳鳴り等の症状が現れたと診断しました。首肩の凝っている所を
メインに鍼をすることにより血流改善されます。また同時に水の
流れも改善されるので耳にも良い影響があります。

初診後の経過

   初診後はあまり変化なかったのですが二回目から寝る前のみの
 耳鳴りに限定されました。 三回目からはだいぶ改善され本人も
 首肩こりによって出る症状と自覚されました。
 月1回程度、または疲れた時に来院されています。
   

主要なツボ

①翳風 (えいふう)
②完骨(かんこつ)
③腎兪(じんゆ) 

 

 

ひとこと添えさせていただきます

メニエール病は、様々な症状の現れ方があり、特効薬や決定的な処方がないというのが現状です。生活習慣によるストレスや疲れなどで、首肩に凝りが蓄積し、その影響が耳部に影響し、メニエール病を発症するというケースも少なくはないようです。休養がとれていないようであれば、まず休むこと、これも立派な治療のひとつです。そして、鍼灸で緊張をほぐし、からだ全体をやわらいだ状態に保つことも、症状の改善、あるいは再発を防ぐ処方としてお勧めします。