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よくある質問

よくある質問

『鍼灸は何に効くのですか?』『痛くないですか?』など、治療の際によくある質問を集めました。
これから受診される方は、ぜひ参考になさってみてください。

ピアノのある待合室。季節の折に触れて、
患者さんの演奏コンサートなども催されます。

Q.1 鍼灸ってなあに?

A.1 鍼灸(『しんきゅう』or『はりきゅう』)は、鍼(はり)と灸(きゅう)をあわせたことばです。鍼灸治療をするひとを鍼灸師(『しんきゅうし』or『はりきゅうし』)といいます。鍼専門ならはり師、灸専門ならきゅう師といいます。秀鳳では、鍼と灸を一連の治療の中で行っておりますので、「鍼灸院」としております。

Q.2 鍼と灸はワンセットなの?

A.2 鍼を主とし、灸を補助的治療とする治療院が多いことは確かですが、鍼と灸が、かならずしもワンセットの治療というわけではありません。鍼、灸にそれぞれ特有の治療効果があります。鍼は主に気を動かすことを得意とする道具であるため、全身の気のバランスを整え、免疫機能などの自然治癒力や生命力を強化するのに適しています。これに対し、灸は患部への局所的な調整に用いられることが多く、また、冷え性などの改善に効果的な温熱作用に加え、炎症を抑える鎮静効果を持ち合わせているのも特徴です。秀鳳では、鍼灸師の判断により最適な施術を選択して治療を組み立ててゆきます。

Q.3 鍼灸って日本だけ?

A.3 鍼灸は千年以上にわたって日本の暮らしの中に根づいてきましたが、現代の日本では鍼灸治療の体験者が7%前後といわれています。他方、海外で鍼灸は新たな医療シーンを切り開く治療として注目されています。技術顧問を務める谷内秀鳳は、毎年海外から講師として招聘され、アメリカやヨーロッパ各地で講演活動や技術指導をおこなっております。また、秀鳳院にも毎年のように海外から鍼灸師が研修に訪れています。

Q.4 鍼灸ってどんな治療なの?

A.4 鍼灸は、鍼や灸で体のツボに働きかけ、からだ全体の気血の巡りを整えることで人間が本来もっている自然治癒力や免疫力を高め、疾病を治癒に導く療法です。道具としては鍼治療専用のごく細い鍼を使用し、灸は蓬(よもぎ)の葉から精製した艾(もぐさ)を使用します。古代中国を源流とし、日本に伝来して千年以上の歴史をもつ伝統医学です。

Q.5 鍼灸と按摩や指圧、マッサージとの違いは?

A.5 鍼灸が、鍼や灸を用いて調子を整える療法とすれば、按摩は、手で押して(按)撫でて(摩)調子を整える療法といえます。身体の中心から末梢に向かって揉みほぐしてゆくことで筋肉の硬結を取り除き、筋組織の血液循環を回復させ、疾病を回復に導くのが目的です。指圧は按摩の按技法(押圧法)を日本で独自に発展させた療法で、神経や筋肉の機能を調節するのが目的です。マッサージは、西洋近代医学の領域です。弾力に乏しく循環力の弱い構造をもつ静脈やリンパ管に働きかけ、動脈によって身体の末端組織まで行き渡った血液やリンパ液を末梢から心臓に戻るように促す療法です。

Q.6 鍼灸って資格がいるんでしょ?

A.6 鍼灸師は国家資格です。国家資格としては他に柔道整復師(ほねつぎ、整骨などを行う)、あん摩・マッサージ・指圧師などがあります。鍼灸師の資格をとるには、文部科学省の認定した学校または厚生労働省の認定した養成校に3年以上通い、必要な知識と技能を習得した上で、厚生労働省の実施する国家試験に合格する必要があります。からだのバランスを整えるという共通点からか、整体師と比較される場合がありますが、整体は民間資格に分類されるため、施術方法から資格認定条件まで施術者によってまちまちといえます。カイロプラクティック、足ツボマッサージ、リフレクソロジー、アロマセラピーなども同様に民間資格です。

Q.7 秀鳳は鍼灸院?鍼灸接骨院とはどう違うの?

A.7 「鍼灸接骨院」や「鍼灸整骨院」など、鍼灸と接骨(整骨)を併設しているところがあります。これは、施術者が鍼灸師に加えて柔道整復師という資格を持っている場合で、多くは整骨や接骨をメインにしているようです。秀鳳は「鍼灸専門院」です。毎週行われる研究・研修会などを通して技術向上を目指し、より質の高い鍼灸施術を患者さんに提供することを信条としております。

Q.8 どうして診療料金は一律なの?

A.8 鍼の本数、灸の壮数、施術箇所(ツボの数)で料金を設定している治療院もあるようですが、秀鳳は、鍼の本数やツボの数を治療の本質とは考えておりません。また、症状や施術時間に応じて料金を設定する発想ももちません。秀鳳の治療の根本は、患者さんのからだにはたらきかけることで、ご自身の自然治癒力や免疫力を高め、疾患を治癒に導く手助けをするということだからです。

Q.9 スタッフが多いようだけど、指名はできるの?

A.9 スタッフは、本治スタッフ、留置スタッフ、そして、受付事務スタッフとなっています。 本治スタッフと留置スタッフは鍼灸師資格取得者で、平成23年3月現在8名が携わっています。スタッフの勤務院と担当時間は決まっていますので、本治スタッフに関しては担当を指名することも可能です。ご希望がありましたら、お気軽にご相談ください。

Q.10 鍼灸のあう人とあわない人がいるの?

A.10 「鍼の効く人と効かない人」「鍼のあう人とあわない人」・・そういう話題を耳にすることがあります。症状の程度や年齢差、あるいは、発症部位の違いによる治療効果の現れ方、速度に多少の差はありますが、基本的に鍼灸治療があわないという人はいらっしゃいません。鍼灸の根本は、身体のバランスを整えて、人間が本来持っている自然治癒力や免疫力を高めることですから、だれにでも有効な治療といえます。

秀鳳院の施術室は5部屋。
アロマの香り漂う寛ぎの空間です。

秀鳳院廊下。
スタッフが元気に行き交います。

Q.11 鍼灸は赤ちゃんにもいいの?

A.11 鍼はからだに負担をかけず、からだにやさしい治療といわれています。乳幼児からお年寄りまで、だれでも受けられます。秀鳳では生後数ヶ月の赤ちゃんも診療しています。乳幼児には、刺入鍼ではなく、撫でたりさすったりする小児鍼(員鍼[えんしん]・鍉鍼[ていしん]などを用いた接触鍼)をいたしますので、肌を傷つけるようなこともありません。

Q.12 自然治癒力とか免疫力をつけるのって、時間がかかりそう。痛いところを早く治せないの?

A.12 鍼灸治療には、本治法と標治法という2つの治療法があります。一般的には、急性症には標治法、慢性症には本治法が効くと考えられていますが、実際は二つが相互に作用することで、からだにとって最も適切な治癒をもたらしています。今ある痛みを軽減し、疾病を取り除くことは、自然治癒力や免疫力の強化によってもたらされる結果なのです。患者さんの症状や体質によって、効果の現れ方には個人差がありますが、秀鳳では、本治法と標治法を併用し、その相乗効果によって、急性症、慢性症疾患の両方に治療効果をあげております。

Q.13 治療後の入浴はだいじょうぶ?

A.13 基本的には問題ありません。ただし、炎症が起きている場合など、症状によっては入浴を控えなければならないこともありますので、その際には鍼灸師がご説明いたします。

Q.14 治療後にお酒を飲んでもだいじょうぶ?

A.14 普段よりもお酒がおいしく感じられ、早く酔いがまわってしまうかもしれません。治療効果に影響が生じるということはありませんが、できれば避けていただいたほうがいいかと思います。ただし、治療前の飲酒は避けてください。脉診をはじめとして、正確な診察が困難となります。

Q.15 症状が重い場合には、鍼の本数もふえるの?

A. 15 症状の重さと鍼の本数は関係ありません。鍼の本数が治療効果を左右するものでもありません。むしろ「最少のツボで最大の効果」をあげる技こそが、本治法にかかわる鍼灸師の腕の見せどころなのです。

Q.16 普通はどれくらい通えばいいの?

A.16 症状や発症部位によります。急性の場合は数日間集中的に来院していただく場合もありますが、通常は毎週または隔週で来院されることをお勧めしております。 最近、「未病(みびょう)」を耳になさる方もいらっしゃるでしょう。「病気になる前の状態」という意味ですが、病気になってから治すのではなく、定期的な治療で病気を予防することのほうが大切という東洋医学の独特の考え方といえます。

Q.17 鍼に薬を塗っているんじゃないの?

A.17 治療後に痛みが治まると、このような質問をなさる方がいらっしゃいますが、薬を塗っているわけではありません。鍼治療の効果は薬によるものではなく、鍼によって施される手技が経絡を介してからだのバランスを整えた結果によるものです。

Q.18 鍼って針じゃないの?

A.18 注射のはりは針と書きますよね。それで、はり治療は「痛そう」という連想になるのだと思います。日本では「鍼」という字を使うのが一般的です。鍼にもさまざまな種類があります。現在は、金や銀、あるいはステンレス、チタンといった金属を使うのが一般的なので「鍼」と書きますが、昔は石や竹なども使用されていたようです。それで、はりは「箴」とも書きます。

Q.19 鍼って痛いんじゃないの?

A.19 通常つかわれる鍼は豪鍼(ごうしん)といって、髪の毛ほどの細さ(0.12mm〜0.22mm、注射針の5〜10分の1)の金属鍼です。その鍼先は、日本の鍼職人の伝統の技がつくりだしたもので、刺入時に痛みを伴わない形に改良されています。また、刺入用の特殊な管を用いる管鍼法(かんしんほう)という鍼の刺し方があります。鍼の先端処理の技術と管鍼法によって、鍼治療は痛さを伴わない治療となっています。

Q. 20 金属アレルギーなんだけど、だいじょうぶ?

A.20 秀鳳では、主に銀鍼とステンレス鍼を使用しています。特にステンレス鍼は腐食しにくく、アレルギー反応がでにくい金属物質です。また、基本的に治療では、鍼を皮膚に接触させる程度に使用してゆきますので、鍼治療によってアレルギーが出るようなことはありません。どうぞご安心ください。

Q.21 鍼で感染する心配はないの?

A.21 秀鳳は、患者さんおひとりに対し、治療毎に新しい鍼を用いる『使い捨て(ディスポーザブル)方式』を採用しております。施術直前に、エチレンオキサイドガスであらかじめ滅菌済みの鍼の封を切って使用いたします。これまで、延べ30万人の患者さんに施術をしてまいりましたが、感染事例はございません。今後も万全の態勢で臨みます。

Q.22 お灸ってなんかこわいけど、どんなものなの?

A.22 「お行儀よくしないと、お灸を据えますよ!」とこどものころ脅かされた記憶がありませんか?お灸をされずにすんだものの、「お灸って怖いもの」という印象だけが残っているのではないでしょうか。でも、実際はとてもからだに優しく、得られる効果も大きい療法なのです。 お灸では艾(もぐさ)とよばれる蓬(よもぎ)の繊維を使います。蓬の葉の裏には灰白色の綿毛が生えていますが、乾燥した葉を臼で挽くと裏の綿毛だけが残って、おたがいに絡まりあいながらかたまりとなります。これが「艾(もぐさ)」です。
お灸の方法はさまざまありますが、秀鳳では「透熱灸(とうねつきゅう)」というツボの反応を積極的に利用する灸法を用いています。ごく小さく、半米粒大(米粒の半分のサイズ)のお灸を少しずつ重ねていくので、熱いというよりも、温かさがほんわり伝わる程度です。症状によってはちりっと熱さが感じられるぐらいのお灸をすることがありますが、火傷や跡が残ったりしないように細心の注意を払っておこないますので、どうぞご安心ください。

Q.23 ツボってなあに?

A.23 ツボを経穴(けいけつ)といいます。東洋医学では、生命活動を司るエネルギー体(気血)が全身を流れていると考え、その通路を経絡(けいらく)と呼んでいます。経穴は、経絡上の重要な中継点で、からだの内と外との交流点であるとされています。ここが鍼灸治療の診察ポイントであり、また治療ポイントにもなるのです。

Q.24 ツボってさわるとわかるの?

A.24 ツボは生きています。ツボは、体調が良好な状態では、あまり反応がみられませんが、不調な箇所があると、経絡を通じてからだの表面に変化が現れます。この変化が出やすいポイントがツボです。鍼灸をする上で大事なのは、変化のあるツボを探すことです。変化のないツボを施術しても効果はありません。ツボは、陥下、硬結、温度変化、発汗など様々な反応をみせます。その反応はかすかなものですが、鍼灸師の手と指はそれらの変化をつぶさに読み取っていきます。

Q.25 ツボってだれでも同じなの?

A.25 基本的に、ひとはみな共通のツボをもって生まれてくると考えられています。しかし、個々が生活を営む過程でツボの現れ方に個人差が出てきます。このため、ツボの位置が共通していても、どのツボを治療に使うか、また同じツボであっても人により治療法が異なる場合があるのです。

Q.26 神経に鍼を刺しているんじゃないの?

A.26 患者さんから「神経に鍼を刺しているの?」というご質問をいただきますが、神経に直接鍼を刺しているわけではありません。皮膚の表面に浅く鍼をした場合でも、からだ全体に気の流れを感じたり、胃腸の動きを感じる患者さんもいらっしゃいます。このように、鍼灸治療は、経絡やツボを介して、神経へ直接刺激を与えることなく、からだの免疫系や自律神経系などに働きかける効果があるのです。

Q.27 『気』ってなに?

A.27 古代の中国人は、目には見えないながら、この自然界における全存在の源であり、「ものを生み出す-動かす-壊す」といった一連の現象を引き起こすエネルギーを『気』となづけました。そして、自然界の一部である人間の体もまた『気』によって形成され、『気』が人体の生命活動を維持する働きを司っていると考えたのです。 「病気」は「病んだ気」という意味です。からだ中を絶えず動くエネルギー体である気が滞ることで病にかかります。また、「病いは気のもちよう」といわれるように、気が病めばからだに不調として現れます。鍼灸では、こころとからだを繋ぐ『気』の調整をおこなってゆくのです。

Q.28 『血』(けつ)ってなに?

A.28 東洋医学では、経絡を流れ、からだの生命活動を司るエネルギー体のことを『気血』(きけつ)と呼んでいます。『気血』は常に連動して働くため、ひと括りとみなされることが多いのですが、厳密には、『気』が目に見えず、形を持たないエネルギー体であるのに対し、『血』は『気』から生まれ実体を持つものとして区別されています。パソコンにたとえるなら、『気』がソフトで『血』がハードといったところでしょうか。また、『血』は西洋医学でいうところの血液と同義ではなく、身体を構成し、統制する一要素としてより大きな意味で捉えられているのです。

秀鳳院受付の吹き抜け天井。
温かい光が降り注ぎます。