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秀鳳ノート

秀鳳ノート

秀鳳のコンセプト“健康をトータルにデザインする”とは?
また、秀鳳の鍼灸師養成に対する姿勢など、秀鳳の事業に対する取り組み方についてのお話です。

秀鳳院待合室。
患者さんの作品の配された静かな空間です。

1. 健康をトータルにデザインする

健康をトータルにデザインする」と聞くと、“鍼灸師が自らの人為的な意図に従ってみなさんの健康を作り上げる”、という施術者本意の傲慢な姿勢と解釈する方がいらっしゃるかもしれませんが、それは秀鳳が目指すものとは遠くかけ離れたものです。

“健康”がブームとなり、食品、衣料、フィットネス用品などの健康グッズが巷に溢れる昨今、健康が手軽にお金で購入できるような錯覚を消費者に起こさせます。
また、BMIや体脂肪率、血圧、血液検査の数値など、健康を計るスケールの認知が広がり、その値が上がった下がったで一喜一憂している方も多いでしょう。

しかし、本来健康とは、そのように型にはまったものとして、数値化され得るものでしょうか?

たとえ疾病を抱えた状態であっても、日々健康に生きることは可能です。

では、ご自身にとっての健康とは何でしょう?

デザイン”という言葉は、意匠という日本語に訳されます。
意図をもって、匠のような精巧な技術をもって創造をする”という意味です。
それぞれの人生に則した健康設計図の作成にあたっては、患者さんご自身の意図や意識がなによりも重要だと思うのです。
ご自身にとっての健康のあり方をイメージし、すてきな人生を紡んでいただければという願いを“健康をデザインする”という言葉に込めてみました。

また、秀鳳のスタッフが鍼灸院で患者さんとお話をさせていただくなかで、それぞれの思いや考えをお伺いし、健康や生き方について考え、学ばせていただく機会が非常に多いことも事実です。
秀鳳は、施術者と患者さんとが互いに学びあい共感できる場としての鍼灸院を目指していきたいと思っております。

ピアノ側から見たカウンター。
治療後に温かいお飲み物などいかがでしょう?

秀鳳院廊下より治療室を臨む。

2. 鍼灸師になるには

鍼灸師の資格

鍼灸師になるには、鍼灸学校(多くが3年課程)を卒業して、国家試験に合格しなければなりません。

(1)鍼灸養成施設

鍼灸養成施設には、文部科学省の認定した4年制大学、3年制短大、特別支援学校(旧盲学校)と、厚生労働省が認定した3年制の専門学校があります。
専門学校は最近の規制緩和によって校数が急増し、平成22年3月現在は90校ほどで、10年前の約3倍となっています。

秀鳳のスタッフには、東洋鍼灸専門学校の卒業生が多いです。

(2)専門学校のカリキュラム

鍼灸師を志望する方は専門学校に進学する方が多いと思いますので、ここでは専門学校の教育課程について紹介いたします。

専門学校に入学すると3年以上の勉強が必要になります。
※はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師の3つの免許を収得するコースは、基礎科目5教科、専門基礎科目9教科、専門科目6教科、実技3教科に選択必修科目を加えて、合計3165時間の勉強が必要です。
※はり師・きゅう師のコースは、合計2865時間となります。

(3)国家試験

鍼灸師は、はり師ときゅう師、それぞれの国家資格が必要となりますが、大半の方は国家試験で同時に取得します。
国家試験は年に1回、2月に行われます。
試験はすべて4択のペーパーテストです。(平成24年3月現在)

専門基礎科目及び専門科目(医療概論、衛生学・公衆衛生学、関係法規、解剖学、生理学、病理学概論、臨床医学総論、臨床医学各論、リハビリテーション医学、東洋医学概論、経絡経穴概論、東洋医学臨床論、はり理論及びきゅう理論)から出題される160問です。

合格率は、はり師、きゅう師とも80%前後といったところでしょうか。

(4)鍼灸師と鍼灸技術

国家資格は、鍼灸師の資格の保証であっても、技術の保証ではありません。
鍼灸師として自立するためには実践力を支える鍼灸技術を習得しなければなりません。
むしろ、国家資格の取得は、ようやく鍼灸師となるためのスタートラインに立てたということでしょう。

秀鳳では、スタッフの院内研修を重視し、鍼灸技術の向上を目指しています。

3. 院内研修

秀鳳の院内研修は、以下のように実施しています。

Ⅰ 初任研修

採用前研修といえます。鍼灸師としての適正や『秀鳳』の社風に合うかどうかを見極める研修ともいえます。
受付業務や初歩的な鍼灸技術を習得していただきます。

1 受付部門(鍼灸学校生及び鍼灸師の資格をもつ方を対象とする研修です)
(1) 研修期間 38時間を目安とします。
(2) 研修内容 電話応対、患者応対、予約管理、カルテ管理、会計事務、データ出入力作業、データ管理、清掃業務等
(3) 目標課題
ⅰ 挨拶や伝えるべきことが相手にしっかりと伝わることを目指してください。
ⅱ 予約や個人情報などデータ管理が確実になされることを目指してください。
ⅲ 自分に与えられた仕事の意味が充分に理解できることを目指してください。
ⅳ 自分で課題や目標をみつけ、前向きに行動できることを目指してください。
 

2 実技部門(鍼灸師の資格をもつ方を対象する研修です) 
(1) 研修期間 8時間を目安とします。
(2) 研修内容
抜鍼(鍼をぬく):全体の流れ、鍼の抜き方、軽擦、後揉撚、鍼数の確認、鍼の管理
施灸(灸をする):灸の撚り方(撚灸)、灸の据え方(補的、瀉的)、灸の管理
留置(鍼をさす):
《第1回目》全体の流れ、軽擦、前揉撚、刺鍼法、取穴
《第2回目》足、首、肩への刺鍼
《第3回目》背中、腰、臀部への刺鍼 
《第4~6回目》実践、見極め
(3)目標課題
ⅰ 鍼の管理(本数確認、衛生管理)が確実にできることを目指してください。
ⅱ 灸を手早く(30壮/ 分)丁寧に(半米粒大)撚ることを目指してください。
ⅲ 抜鍼も留置も、不快にさせぬように「手早く丁寧に」を目指してください。
ⅳ 治療はチームプレーです。自分の持ち場と役割のプロを目指してください。

3 初任研修期間
初任研修は、38~46時間前後の内容となります。研修期間(日数)は、各人の事情により異なるかと思いますが、2~3週間前後を目安としていただければと思います。

Ⅱ 技術研修

1 本治研修
目 的:本治スタッフとして経絡治療にあたる技能を修得するための入門講座です。
対象者:鍼灸師の資格をもつ者
期 間:1ヵ年(前期6ヶ月、後期6ヶ月)
研修日:第3日曜日 17:30~19:30
会 場:研修院

2 研修院研修
目 的:本治スタッフとして経絡治療にあたる技能を修得するための最終講座です。研修院で本治見習いとして勤務し「脉診・証・補瀉の学と技術」が修得されているか否かの見極めがなされます。合格と判断されると『修了証』が授与され、ここに晴れて鍼灸院秀鳳の本治スタッフとして経絡治療にあたることができます。
対象者:本治研修前期修了者
期 間:3ヶ月以上
研修日:研修院の開院日
会 場:研修院

3 初任指導者研修
目 的:留置・抜鍼・施灸の指導者育成の講座です。初任者を指導することにより鍼灸理解を深めることを目指します。
対象者:鍼灸師の資格をもつ者
期 間:3ヶ月以上
研修日:第3日曜日 17:30~19:30
会 場:研修院

4 日曜研究会
目 的:経絡治療の熟達者による集団指導・助言の下で、経絡治療家としての技能向上を目指します。
対象者:研修院研修修了証を受領した者       

5 伝習会
目 的:技術顧問を中心に本治スタッフが課題やテーマを持ち寄って臨床研究をします。
対象者:本治スタッフとして経絡治療にあたっている者
研修日:第2月曜日 15:30~17:30
会 場:研修院

6 学会研修
目 的:1~5までの研修は、技術顧問を中心とした院内研修ですが、さらに、東洋はり医学会の研修会にも積極的に参加しています。学会研修への参加姿勢として、本治スタッフが実際に経絡治療にあたることによって生じた課題や鍼灸技能の向上への明確で具体的な意識をもって参加すべきと考えています。
対象者:本治スタッフとして経絡治療経験1年以上を経た者
期 間:3ヵ年(普通部2ヵ年、高等部1ヵ年)
研修日:第1日曜日
会 場:学会研修会開催地

Ⅲ 経営研修

1 経営研修
目 的:鍼灸院『秀鳳』の経営理念、財務や業務分担等の会社運営の基本について研修します。研修を通して鍼灸師として『秀鳳』で働くことの意味を見出し、『秀鳳』の経営に参画する知識を身に付け意欲をもっていただくための研修です。
対象者:鍼灸師の資格をもつ者及び鍼灸学校生で、『秀鳳』で経絡治療家として働く意欲をもつ者
研修日:第2日曜日

2 役員候補者研修
目 的:『秀鳳』は、スタッフ(パート、時給)から役員(役員報酬)になる機会を用意しています。経絡治療家としての高い技能に加えて経営感覚をもち、『秀鳳』の経営に意欲的に参画できるスタッフを対象とした研修です。
対象者:役員会で推薦された者

3 役員研究会  
目 的:役員の研究会で、経営戦略や財務計画、新規事業等を課題とします。
対象者:役員


*その他に、医療の歴史や文化史、マナー講座等を内容とする「教養研修」も企画中です。

秀鳳院外観。
駐車スペースは3台分です。