症例/にきび

患者様情報

来院されるまでの症状

・仕事をはじめてからニキビが特にひどくなりはじめたとのことです。
・あごの下にもニキビができ、治ってはまたできるの繰り返しで、あご下の皮膚が常に赤くなっている状態に悩み、なんとか治したいと思い、来院なさいました。

患者様 20代 神奈川
初診 2012年7月
既往症 なし
他の症状 肩こり、冷え症、生理不順

四診と経過

診療(診断と施術)

・肩はパンパンに張っていて足は夏でも冷たく、本人も冷え症だと自覚していらっしゃいました。
・気血の上下バランスが整っていない状態でしたので、そのバランスを整えることで、足の冷えを解消する施術を行ないました。
・からだ全体のバランスを修復した後に、ニキビの対処に移りました。
・あごのニキビに施灸をしました。灸は糸のような細さにして、ほんの少しの刺激を加え、体内に籠っている熱を出すように施術しました。

初診後の経過

・翌週来院した時には、あご下の赤みが引きはじめ、本人も驚いていらっしゃいました。
・その後は、1週間間隔で来院して同様の施術を受けていただいて、目に見える改善が認められるようになりました。
・今では、あごの下の赤みを化粧で隠して、それがもとでまたニキビができるという悪循環を断つことができたと喜んでいらっしゃいます。

使用した主要なツボ

①血海(けっかい) ②三陰交(さんいんこう) ③痞根(ひこん) ④手三里(てさんり)

ひとこと添えさせていただきます

・ニキビは10代だけでなく、20代30代でも悩んでいる人はたくさんいらっしゃいます。
・ニキビを治すには皮膚だけでなくからだの内側から整えることが重要です。
・まず、内臓の働きを高めるために気血の流れをよくし、足の冷えを改善し、上半身に上った熱を下げるように施術することが基本です。
・施術した日は眠りが深くなるなど変化が現れ、身体全体の改善が結果的にはニキビの解消につながるとお考えいただいた方が理解しやすいかと思います。