症例/不眠症

患者様情報

来院されるまでの症状

・3年前に精神的に辛いことが多くなり仕事を辞め、その後、半年にわたって昼夜逆転の暮らしをした結果、夜に眠ることができなくなり、睡眠導入剤を処方してもらっている。
・2年前に事務の仕事に就き、フルタイムで働いているが、夜に寝付けないこともあり、仕事中など日中に睡魔に襲われる状態が続いている。
・長期にわたる不眠状態を解消したい、睡眠導入剤に頼る暮らしから解放されたいと思い、来院なさいました。

 

患者様 女性 30代 神奈川
初診 2017年7月
既往症 不安神経症
他の症状 首肩こり、腰痛

四診と経過

診療(診断と施術)

・慢性的な睡眠不足のために、顔色も悪く、目の下にクマが目立っていました。
・不眠症に加え、首肩こりや腰痛もあり、首から背中まで強いコリがみらました。
・そこで、まずは首肩こりの解消をめざして施術をしました。

初診後の経過

・最初の治療後の2~3日は、眠りが深く薬の量も減らすことができたということでした。
・このように徐々に薬の量を減らしていき、休日には薬を飲まない日を作るようにと助言させていただきました。
・最初の施術から半年程で、薬に頼らずに眠れる日々が多くなり、8か月を過ぎると、薬がなくてもしっかり眠れるようになり、晴れ晴れとした表情にツヤが戻っていました。

使用した主要なツボ

①失眠(しつみん)②天柱(てんちゅう)③風池(ふうち)
 ④頚根(けいこん) ⑤膏肓(こうこう)

ひとこと添えさせていただきます

・眠りの質が悪い方、寝付くまでに時間がかかる方など睡眠にお困りの方が多く来院されています。
・睡眠でお困りの方の多くが首肩も凝っています。睡眠の質が悪い原因のひとつに首肩こりもあります。
・首が凝ってしまい副交感神経にうまく切り替えられていない、自律神経が乱れがちになっているなどといった状態へと進行していきます。
・日々の生活の中で首を冷やさないようにしたり、こまめに回すなど動かしてあげることで首からこりの予防、解消に繋がります。日々のちょっとしたケアで睡眠の質を改善していきましょう。